2008年09月15日

Trip to Tibet and North Korea Vol.3

僕の周りに旅好きと自称する人間は多いが、それでも北朝鮮に行ったことがある人は皆無だ。その一方で、北朝鮮のトピックは、日々お茶の間を賑わしている。そんな遠いようで近いような北朝鮮に、一人で乗り込んできた。

共和国の首都である平壌へ行くには、空路と陸路がある。僕が選んだのは、中国国境の町−丹東から、国際列車で行く方法だ。丹東から平壌の距離は220キロ、北朝鮮最速の列車に乗り8時間ほどで到着する。これが、北朝鮮スタンダードだ。

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北朝鮮での旅の始まりは、まず金日成銅像から始まる。なぜなら、すべての北朝鮮人民は平壌に来ると真っ先に金日成銅像へと向かう。外国人としての僕も、その習慣を尊重する必要があるからだ。周りの平壌市民と同じように花束を買わされ、「偉大なる金日成主席万歳!」と唱えた僕は、北朝鮮での旅行は自由がないことを思い知らされた。それを含めて、北朝鮮の習慣なのかもしれない。外国人が泊まるホテルは、町の中心部を流れる川の中島にあり、ほぼ脱出不可能。観光中もガイドから50メートルぐらい離れると必ず紳士的に連れ戻される。

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平壌という街は、広告マンにとっての悪夢である。あたりを一周見渡しても、広告の影も見当たらない。その代わりにあるのは、「21世紀の輝く太陽、金正日将軍」というキャッチコピーだ。これを思いついたコピーライターはすごいと思う。低く見積もっても国内シェア50%以上、前人未踏の領域だ。道路もちょっと変わっている。走っている車はカウントできるほど少ないのに、交差点には必ずといっていいほど警察がいる。しかもほとんどが婦警だ。

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街ゆく人の服装に注目すると面白い事実がわかる。女性は必ずスカートをはいている、どの年齢層の女性でもだ。しかも大多数の人は、ストッキングにハイヒール。男性も非常にフォーマルな格好をしている人が多い。いろいろ原因を考えたが、すべての服装が配給制になっているという仮説に至った。つまり女性には、スカートしか支給されないのである。高校の制服と同じシステムだ。

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服装だけではない、ほとんどすべての事柄が北朝鮮では計画されている。計画経済であることはもちろん、大学の専攻から、結婚相手、住宅、食糧まで、身の周りのすべてが計画済みだ。都市も完璧に計画されており、都市部から郊外の境目が非常にはっきりしている。朝の7時半にみな仕事に行き、6時に帰宅する。すべての国民は仕事を与えられるので、それ以外の時間帯では、通行人をほとんど見かけない。

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そもそも北朝鮮は、経済的には世界最貧国ではないと思う。より貧しい国にも行ったことはある。しかし、それでも強い違和感を覚えられずにいられないのは、北朝鮮の現実と計画のギャップがあまりにも大きいからだ。市民は米すら満足に食べられないのに、アジア最高のホテルが建設中で、世界最深の地下鉄がある。ハードウェアは計画できるのだが、ソフト面がまったく付属していないので、非常に歪な国となっているのだ。
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2008年09月14日

Presentation for the real client

以前のエントリーで書いたように、某外資系消費財メーカーに対して、ソフトコンタクトレンズマーケティング提案をしている。アンケートにご協力頂いた方、本当にありがとうございました。

先日クライアントの本社に行き、中間プレゼンをしてきたので、ご報告をしたいと思う。

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社名と商品名が分からないように調整をしたので、ロジックが多少飛んでいます。

ビジコンには何回も参加したが、実際のクライアントに提案するのは今回が二回目。簡単な感想を。

○正しい提案でも、クライアントに受け入れてもらうとは限らない
絶対に正しい提案は存在しないと思うが、客観的に判断してベターな提案を存在する。しかしながら、クライアントにはいろいろと制限条件があり、必ずしもそのベターな提案を飲み込むとは限らない。制限条件を明らかにし、それらを突破していくのが、コンサルタントの腕の見せ所だろう。ベターな提案ができることは、そこまで凄くない。

○ロジックの正しさは、ほとんど評価されない
社内の研修であれば、まずコンサルタントとしてのロジックの正しさが評価される。ロジックが飛んでいるかどうか、もれダブりがないかどうかなどを、スライド一枚ずつじっくりとレビューされる。しかしクライアントにとって重要なのは、バリューのある提案であり、ロジックの正しさはどうでもいい。限りなくMECEな提案でも、実際に意味のないものである可能性は大いにある。

10月上旬に最終プレゼンをおこなうので、今回得たフィードバックをもとに、提案をさらにブラッシュアップしていきたい。またアンケートをお願いする際には、よろしくお願いします。
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2008年09月05日

Trip to Tibet and North Korea Vol.2

チベットへの道は厳しい。ラサの標高で3600メートル、富士山よりちょっと低いぐらいだ。ちょっと郊外に行くと、酸素が地上の半分、 樹木も生えない標高5000m、人間が生存できる限界の高度だ。
ここで問題となるのが、高山病。高山病は年齢や、性別、体力の有無など関係なく、かかる人はかかるらしい。体の状態を自分でコントロールできないのは、嫌な気分だ。結果的には、ちょっと眠たくなったり、頭がすこし痛くて寝つけられない程度だったが、高山病に対する恐怖心が薄れることはなかった。

チベットと言えば、3月に騒乱が起きたばかり。町は武装警察で埋め尽くされ、主要な道路はいたるところにチェックポイントが設置してある。前回騒乱の導火線となったチベット寺院については、厳重な警備態勢が敷かれている。漢民族の僕にとっては、非常に安全な環境だといえるが、チベットの人たちはどう感じているのだろう。

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チベットが注目される理由の一つとして、その独特な宗教にあるのだと思う。しかし、文化的にも、宗教的にも、チベット民族は、大陸の文化に強く影響されていることが確認できた。僧侶の数は1945年時の10分の一にも満たないし、チベットの民族的な服装を着用している人は非常に少ない。町の看板は確かにすべて漢字とチベット文字の両方で書かれているが、チベット文字は申し訳程度におかれている場合がほとんどだ。そもそもラサ市の3割の人口は四川省からの移民だと聞いた。もちろん今でも、一般的な住民のチベット宗教に対する信仰は厚いが、これからの若い世代に関しては未知数だ。

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チベットの騒乱は、その観光業に大きな打撃を与えた。海外の観光客は政府の規制でほとんどチベットに入れないし、大陸からの観光客も5割以上減少しているとのこと。これはただでさえ貧弱なチベット経済にも影響を与えていると思う。僕が見る限り、チベット独自の産業といえるものは農業しかない。チベットの山岳帯に生息する牛科の動物「ヤク」の飼育とハダカムギの栽培である。その農業ですら、野菜と米を十分に調達できないので、内地から輸入するか、四川人が育てる温室野菜を買うしかない。第二産業に関しては、軽工業もないに等しく、ほとんどの商品を大陸から輸入している。このような状況下で、チベット人の暮らしが、漢民族よりよくなることは考えにくい。

チベット社会の不安定は、経済的な要因もある。漢民族とチベット民族の格差だけではなく、チベット民族内部でもかなりの収入の差が見られる。観光客を相手にしている、または気候や地形の関係で高価な農産物を収穫することができるチベット人は、それなりに豊かだし、内地の支援も受けているので、現状にそれなりに満足しているものだと思う。しかし、北に行けばいくほど、伝統的な生活スタイルを保ち、市場経済にうまく入り込めない人々を目にする。もちろん、中国内地の格差も相当すごいものがある。格差自体はある程度仕方がないと思うが、格差の形成過程が非合理的である場合、社会が安定的に成長するのは難しいと思う。
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2008年08月29日

Trip to Tibet and North Korea Vol.1

チベットへの旅を始める前に、フライトの関係で、上海で一泊した。前回上海に来たのは、10年前。その時の記憶はもはや断片的なイメージでしかないが、それでも上海の成長を感じるのは難しくない。ハードウェアの発展はもちろん、ソフト面、特に人々の自信に満ちた表情は、僕に強いインパクトを与えた。彼らの顔から、中国でもっとも発達している都市としてのプライドを感じることができる。中国の都市と農村間の格差は無視できないが、発展地域の中流階級は確実に育ってきているし、これはインドにないマーケットとしての魅力だ。

それと同時に中国は大きな変換点に直面している。順調に国内経済の成長を支えてきたのは、単純に部品を組み立てる加工産業の成功である。これは日本の高度成長を支えた輸出産業と違い、付加価値が著しく低い。中国が加工産業で成功できたのは、国内の廉価な労働力と社会主義ならではの外資優遇の政策だと思う。しかし、沿海地区のブルーカラーの給料はこの数年で3から4倍に膨れ上がり、外資はさらに安い労働力を求めてベトナムなどの東南アジアへの移転を始めている。中国は自身独自の技術発展を激励しているが、今のところ成果は乏しく、外資の更なる移転を促進しているに過ぎない。世界経済の停滞の中で、中国のこの変換点は予定よりも早く現れた形となった。

また長年言われてきた、政治と経済のギャップも社会の安定を脅かすほど大きくなっている。現行の政治体制は、オリンピックの開催には非常に適している。オリンピック期間北京の空気汚染は、10数年以来もっともよい水準に回復した。その対価として、北京市はもちろん、近隣地域のほとんどの工場が停止した。しかし共産党の一党独裁は、フレキシブルで、計画経済の正反対である、グローバル経済には対応しにくい。もちろん彼らも必死に改革を進めているが、共産党の自浄能力には限界があるのは明らかである。2015年前後に中国は大きな変革を経験することになるだろう。その成功否かは、中国の13億の人民に係っている。今回僕が中国の中流階級に対する観察の結論として、彼らは中国がおかれている状況を明確に把握しているし、政治体制の変革について楽観的な見通しを持っている。この中流階級が中国の政治面でも、経済面でも主流となれば、未来の中国は明るいと思う。
posted by Canicula at 14:43| 東京 曇り| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月15日

Questionnaire for contact lens

お願いします!アンケートにご協力頂けますでしょうか。

実はいま某外資系メーカーコンタクトレンズマーケティングプロジェクトにコミットしておりまして、具体的にはターゲットカスタマーの絞り込みを行っている段階です。その関係で、アンケートを実施しておりますが、情報をシェアして頂けますか?

下記のURLから、回答できます。
http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=8595
3分もかからないと思うので、ぜひともよろしくお願いします。

9月末にプレゼンを予定していますが、プレゼン内容については、また後日ご報告差し上げます。
posted by Canicula at 14:24| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月14日

Trip to Tibet, North Korea

社会人になる前の最後の夏休みコンサルタントとしては、絶対行く機会がないチベット、そして北朝鮮を目的地とした。
僕と連絡をとりたい方は、パソコンにメールをください。

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Aug 15-16 Shanghai
Aug 17-23 Lasa
Aug 24 Beijing, Dandong
Aug 25-28 North Korea
Aug 29 Shanghai
posted by Canicula at 12:47| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

U2 and US

U2(ユーツー)はアイルランド出身のロックバンドである。メンバーはボノ(ボーカル・ギター)、ジ・エッジ(ギター・キーボード・ボーカル)、アダム・クレイトン(ベース)、ラリー・マレン・ジュニア(ドラムス)からなる。1980年のデビュー以降、政治的な信条と渇愛を力強く歌い上げる作風で世界的に数多くのファンを持つグループである。アルバムの総売り上げは1億7千万枚を超える。グラミー賞獲得数22はロックバンドとしては最多である。―Wikipedia

日本福音同盟初代理事長の泉田昭は、「福音主義とか福音派というとき、信仰的自由主義に対して福音主義、エキュメニカルなグループに対して福音派という意味で使っている。つまり、聖書は誤りない神のことばであると信じ、基本的教理を保持し、伝道と教会形成に励んでいる者たちのことである」としている―Wikipedia

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U2は僕が最も好きなバンドである。彼らは、スピリチュアルなものと物質的なもの、死すべき存在と神的なものとをつなぐ、危険だけれど心躍る領域に身を置いている。社会の断層を一つ一つ埋め、現代社会の矛盾を暴きだす。それは確実に彼らの仕事の一部となっている。

そんな彼らを理解するためには、U2を生み出した70年代から80年代の北アイルランドという独特な政治的・宗教的雰囲気を持った土地について知る必要がある。アイルランドは、神と国家の名で分断された国であり、そこで育ったU2のメンバーは彼らの宗教観、世界観を育んだ。

イエスの時代、パリサイ派は、聖なる行いとそれを穢す行いとを厳密に区別していた。北アイルランドにも「白か黒」かの二元論が蔓延っており、U2に対し、立場を明確にするように求めた。しかしながら、その中で、U2は聖なるものと俗なるものとを分ける峰の淵を歩いてきた。それは、彼らのうち3人がアイルランドでは珍しいプロテスタント出身で、もう一人は無神論者だったからであろう。結果的には、彼らは宗教的なアルバムでロック界に殴りこむという、普通では想定できないデビューを飾ることになった。

またU2は、イギリスブレイク前にアメリカ進出を果たしたバンドだ。もちろんロックンローラーにとって、アメリカは興味をかきたてられる伝説の土地であることは間違いない。だが、それ以外に、アメリカにはアイルランド以上に多くのアイルランド人が住んでいる。ボノが「ニューヨーク」の中で歌っているように、「The Irish have been coming here for years/ Think they own the place」。

アメリカで、U2は自分たちの考えを深めていくことになる。シカゴ平和博物館で、彼らはキング牧師に共感を覚えた。歌の中でずっと平和主義を主張してきた彼らにとって、キング牧師の非暴力主義は彼らのメッセージと重なっていた。世間や見せかけだけの「クリスチャン」たちに触れるほど、U2のメンバーはますます精神的な物を求めるようなり、そのたびに価値観が揺らいだ。その中で、キング牧師が彼らのロールモデルとなり、リスペクトできる存在であった。

U2が感じていたこの戸惑いは、当時のアメリカでは特別なものではないだろう。アメリカは世界の覇権国としてベトナム戦争やグレナダ侵攻など世界各地の紛争に積極的に介入するが、泥沼に足を突っ込むことになる。貿易赤字は増え続け、経済もいまいちふるわない。精神的に未熟な若者にとって、戸惑うのも理解できる。ここで、多くの若者がしがみついたのが、キリスト福音派である。

福音派の特徴として、テレビや大型集会を用いた、マス宣教があげられる。そしてキリストを信じ続ければ、すべての問題は解決されると教えられる。より多くの人々は、キリスト教に導かれるが、深い信仰とはならないケースが多い。「イエスと共にある」ということはゴールではなく、共に生き続けていくことなのだ、とU2は言う。これはそれ以来、U2の大きなテーマとなる。「ホークムーン269」の「Like faith needs a doubt」「ザ・プレイボーイ・マンション」の「And though I can’t say why, I know I’ve got to believe」などで歌われているように。そしてU2は、福音派とは対照的に行動(Live Aid, 反アパルトヘイト運動)の中でキリスト精神を表わそうと努力した。

福音派は、ポストモダニズムの到来を嫌がり、大衆に対して統一したメッセージを送っていた。しかし、U2は真の問いを抱えながら生きる強さを強調する。政治も宗教もニュースも運動も教育も商取引も、マス向けのショービジネスとなってしまったアメリカで、U2は「Zoo TV」とうツアーで「テレビ社会の非現実」という現実を暴露した。ボノ自身は3つのペルソナを使い、テレビの真実がいかに脆いものなのかを示して見せた。そして「mofo」のなかで、「クズに埋もれている赤ん坊のイエスを探して」という歌詞で、テレビ社会では、本当に大切なものは埋まっていることをアピールした。「I shop, therefore I am」的な消費社会ももちろん彼らの注目の対象である。ポップマートツアーは実際、Kマートからはじめられた。現代社会の病巣を明らかにするために、公演の場所を都会のショッピングモールにしたのだ。

福音派伝道師について最も鋭く描いた映画はシンクレア・ルイス原作の「エルマー・ガントリー」だが、予告編はこんなコメントから始まる
「私、エルマー・ガントリーは典型的なアメリカ人です。
 興味があることは、金、セックス、そして宗教です」

これに対し、ボノは何と答えるだろうか。ハーバード大学の卒業式スピーチでこう言っている、「俺たちは理想を追わなくてはならない。
そうでなければ、そもそも自分とは誰なのかという、
心の奥底にある何かを裏切ることになる。」

ダブリンから世界へ、過去から未来へ。U2は理想を追い、世界を動かし続ける。
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2008年08月01日

Academic-industrial alliance

産学連携と題されたゼミ合宿に行ってきた。産業側は、山口防府のアミノ酸工場、大学は一橋の管理会計ゼミだ。産学連携と書くとすごそうに見えるがそんなことはない、至って普通の工場見学だ。

まずびっくりしたのが、田舎の夜の早さ。10時はほとんど店は閉まっており、11時もなると営業しているのはファミレスぐらいだ。東京に比べて、3時間ぐらいは早いと思う。これが経済に対するインパクトは意外と大きいはず。
原因としていくつかの仮説が考えられる。
1、都心の人間も、田舎の人間も一定割合で飲みに行くのだが、深夜までお店をやるには、ある客数のクリティカルマスを超える必要がある。人口11万の防府市は、そのクリティカルマスを超えられなかった。
2、都心の人間はなにかと忙しくて、そもそも寝る時間が遅い。なので、アフターも自然と後ろにずれる。
3、飲み好きの人間は、都心に集まるw

飲みとの関連だが、お酒が入ってくると社員さんの成果報酬に対する愚痴が多く聞こえた。そもそも日本企業が成果報酬を導入し始めたのは、バブル崩壊以降だが、そこには日本仕様にカスタマイズする努力があまり見られない。その結果、労働者の労働意欲を促進するどころか、日本独自の社内情報交換システム、人材育成システムを壊してしまった。先週厚生労働省から発行された、「平成20年版 労働経済の分析−働く人の意識と雇用管理の動向−」は、成果報酬は人件費削減に過ぎないと結論付けている。成果報酬に限らず、日本の経営システムの良い点は残していく必要があると思う。

最後にちょっと工場の話を。広大な敷地に膨大な数の工場があるわけだが、一つの工場を回るのにも20分はかかる。その一つの工場を、なんと社員1名で対応しているそうだ。業種にもよるだろうが、工場の自動化がここまで進んでいるとは思わなかった。現在人件費が全コストに占める割合は、1割程度とのこと。それでも東南アジアで工場を作ったほうが人件費の削減ができるということだから、東南アジアの破格の賃金の安さがよくわかる。
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2008年07月30日

Ponyo on the Cliff by the Sea

崖の上のポニョ
監督: 宮崎駿
音楽久石譲
キャスト・スタッフ:山口智子、長嶋一茂、天海祐希

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【あらすじ】
5歳の少年宗介は、海辺の小さな町のがけの上の一軒家で暮らしていた。市街地から外れた彼の家の周囲には何もさえぎるものはなく、ただただ青く美しい海と空が広がっている。仕事で留守になりがちな父親の不在を寂しく思っていた宗介だったが、ある日、浜でさかなの子ポニョと出会うことでその寂しさも忘れ、やがて2人は強いきずなで結ばれていく。
【感想】
気がついたら映画が終わっていたというぐらい、時間を感じさせない映画だった。この映画には賛否両論あるみたいだが、現代人にとっていいサプリメントになるのではないかと思う。

この世の中で本当に重要なことは、意外とそんなに多くない。その限られた大切なものを、この映画はうまく表現している。映画の中で登場するキャラクターが、試行錯誤を繰り返しながらも、最後はハッピーエンドで終わる。未来に対する希望と勇気を分けてくれる作品だ。
posted by Canicula at 00:37| 東京 晴れ| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

Human network in the future

今後の人的ネットワークを考える前に、まず僕が就活以前に築いたネットワークに対するレビューを行いたい。

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僕を中心に据えたネットワークの概略図である。僕が今まで、様々な組織に属することで、ネットワークを広げてきたことがよくわかると思う。その中でもベースとなるものは、やはり大学である。大学でのネットワークがあるからこそ、学生団体と関わりを持てたり、バイトに励むことができる。

もう一つの特徴として、緩いネットワークであることが挙げられる。体育会系だと、ひとつの部活動が大学生活のメインテーマになるパターンが多い。僕の場合、学生団体だけでも、合唱団、ビジネスセミナー、学生会議など様々な団体と関わってきた。ポートフォリオのバランスが取れている分、それぞれのコネクションは弱くなっている。

また赤のサークルは、僕の直接の友人、青のサークルは友人の友人を現している。赤のサークルのリーチ範囲が広い以上、青のサークルも相乗的に拡大していった。だがこのプロセスは、基本的に受動的であり、来るもの拒まずのスタンスでネットワークが広がったにすぎない。なので、このネットワークの有効性には、疑問符が付くことになる。

下記の図で、就職活動以降のネットワークを図式化してみたい。
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それぞれの長方形が、僕が様々な組織で知り合った方を示している。このネットワークの特徴は、僕が僕自身の評価軸で、組織全体のメンバーを受けて入れるのではなく、一部メンバーのみを意図的にネットワークに組み入れていることである。類は友を呼ぶというが、僕のネットワーク作りが徐々に主体的になっている表れだと思う。その一部メンバーを通じて、同じ属性を持ったネットワークがさらに広がっていく。

さて、今後会社に入ると僕のネットワークにどのような変化が発生するであろうか。まず一つ言えるのは、会社中心のタイトなネットワークになることだと思う。一日の8,9割を仕事に費やすことになると、物理的にも精神的にも必然的に同僚とのネットワークがどんどん強化されていく。これ自体は悪いことではないが、ネットワークをポートフォリオとしてとらえたときに、些かバランスが取れていない気がする。そこで必要になってくるのは、自分の評価項目に当てはまるような社外の人的ネットワークを、効率的に広げることである。

社外人的ネットワークのメリットは主に二点あると思う。一つは、ベンチマーク。会社の業務に没頭すると、人材に対する評価軸が徐々に社会一般のものとずれてくると思う。自分のマーケットバリューを正確に知るため、そしてそれを向上されるためにも、サンプル数が一定以上ある質の高い社外人的ネットワークは必要不可欠だと思う。二つ目として、多様な人間に触れることで、自分の価値観、ビジョンのヒントが得られると思う。自分はどういう人間で、なにをしたいかというのは、人生をかけて答えを探る問題だと思うが、異質なものに触れることで、よりバイタリティ溢れる生き方につながると思う。

また今後のネットワーク構築にあたって、ひとつ注意したいのが、会社のブランドに頼らない人物像を作ることだ。良くも悪くも、僕の内定先は、社員と会社が同化する傾向が強いと思う。かつ会社のブランドエクイティが高いので、タチが悪い。会社のブランドに自分という存在が飲みこまれないようにする、会社のブランドを取り外したときに自分はどういう人間なのかということを常に問い続けることが重要なのではないだろうか。会社のブランドに酔いしれて、自己成長を怠ってしまうことだけは避けたい。
posted by Canicula at 11:01| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記・随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする