2013年12月22日

Clash of Clans

人生で初めていわゆるソーシャルゲームをちゃんと遊んでみた。子供の時はコンソール機のゲームやPCゲームをよくやっていたので、別にビデオゲームが嫌いなわけではない。しかしソーシャルゲームは、若干ユーザーをバカにしている感があると感じたので、なかなか時間を使ってやろうとは思わなかった。夏に上海でゲームエキスポに参加したとき、メタップスの方からグローバルで最もヒットしているソーシャルゲームは月商100億円と聞き、流石に自分でちょっと体験してみたいと思った次第だ。

ソフトバンクがスーパーセルを買収したことだし、スーパーセルのClash of Clansをやってみることにした。まだ二週間程度しかプレイしていないので、結構トンチンカンなことを書くかもしれないが、ご容赦頂きたい。

clash of clans.JPG

・ユーザーの粘着度を極限まで高める仕組み
ゲーム自体が面白いかどうかはさておき中毒性は非常に高い。兵隊や建物の建設時間等がうまい具合に設定されており、数時間おきにゲームを起動して確認したくようにできている。恐らくスーパーセルのチームは日々このあたりのパラメータを微調整して少しでもユーザーに多くの時間を使ってもらおうと努力いるのだろう。一旦ゲームから一週間程度離れるとユーザーを取り戻すのはかなり難しくなる気がするので、1日あたりのログイン回数を減らしたらどういうアクションを取ってくるか実験してみたい

・お金で時間を買うことを促進
ゲーム内で唯一マネタイズする方法は宝石を買うことで、これを使うとゲーム内の時間が買える。たまごっちとおなじ感覚で、ゲーム内の時間の流れと実社会のそれは全く同じ。数十セントで2時間短縮できるのであれば、まぁいいかという気分にだんだんなってくる。もし宝石を殆どつかわないとするとますます中毒性が上がってしまい、1日あたりのプレイ時間がどんどん上がっていくだろう。有るタイミングで、トレードオフのブレークイーブンポイントがくると多くのユーザーはお金で宝石を買う気がする

・ソーシャルゲームの割にはそんなにソーシャルじゃない!?
他人からの略奪を推奨し、その結果自分の陣地もよく略奪されるので、リベンジも兼ねて略奪を繰り返すというのが基本の流れ。他人がリアルの人間であり、パフォーマンスが横並びで表示されるのがポイントだ。しかしゲーム名にも入っているClanに実際入ってみたが、お互いに兵隊を送り合う以外殆どソーシャル的な要素がない。同時に二人で攻めるとか、戦利品をシェアするとか、色々ソーシャルゲーム的な可能性があるのに、なぜ活用していないのか不可解だ。Clanに出入りするメンバーの入れ替わりも激しく、コミュニティとしてあまり成立していない気がする
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2013年12月11日

Peking Univ at MIT

昼に北京大学の訪問チームとのランチセッションがあったので参加してきた。どうせ税金の無駄使いに近い観光視察だと思いきや、若手の教授が学生を連れて、結構本気でMITのイノベーティブなカリキュラムを学ぼうとしていた。

MITには学部横断型の授業が多数あるが、ある北京大学の女性教授が昨年それにビジットした際に感銘を受け、今年似たフォーマットで北京大学で新しいクラスを開設したらしい。初回だったのであまり上手くいかず、今日セッションに参加したMIT側の学生からフィードバックを聞き熱心にメモを取っていた。

中国の大学とMITの違いを比較し、イノベーションの創出について多くの議論があったが、印象に残ったポイントを書き留めておきたい
−MITでは教授が授業に対するコミットが非常に高い。カリキュラム(チームワーク、宿題等)は全部オリジナルだし、学生やTAのフィードバックを真摯に受け入れて改善を図っている。東工大もそうだったが、中国の大学では教授はどれだけ論文を発表できたかで評価される傾向がつよい
−東工大でもそうだったが、学部間の交流が殆どない。ある北京大学の教授は、この10年で仲良くなった他学部の教授は二人しかいないと言っていた。それとは対照的に、MITでは学部横断型のクラスが多数あり、その他イベント、パーティが山のようにある
−"Mens et Manus"というのがMITのmottoなのだが、工学系の学部では実社会に応用できてなんぼというスタンスで研究に望んでいる。授業の課題も実社会に近いものが多いし、ゲストスピーカーも良くクラスに登場する。ベンチャーを始める教授も多数おり、実業界との交流が非常に多い。一方で北京大学を始めとするアジアの大学は、まだ象牙の塔に閉じ困っている印象

学部生の頃は、世界大学ランキングを見る度にアメリカの大学を依怙贔屓していると思っていたが、こっちに来てみると本当の強さがだんだんわかってきた。学ぶことはまだまだ多い。
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2013年11月29日

Back to 2007

時間が過ぎるのは早いもので、僕がCVSに参加してからすでに7年近くたった。毎年数名の応募者のインタビューに協力しているが、ミッション1(10年後の最高のシナリオ、10年後の悪のシナリオ)の答えはできるだけ聞くようにしている。今日も何気なく面接をしていたら、7年前自分がどう書いていたか気になったので、掘り出してみた。

表面上最高のシナリオに沿った人生を送っているようだが、理想像にはまだまだ遠い。当時の熱い気持ちを忘れずに、リスクを取りチャレンジし続けるしかない。

ここに一部引用してみる
”まず、私の中での20代の位置づけは、人生のうちで最も重要な時期であるというものだ。それは、人間は20代で知能的にも体力的にも絶頂期を迎えると考えるためである。要は、20代で無茶して、死ぬぐらい働いても大丈夫なのだ。また20代で一度失敗したとしても、軌道修正し、再び勝負のリングに上がれるという点も大きい。というわけで、20代では、自分が思い描く道を信じ、ひたすらに勇往邁進する覚悟でいる。
具体的なものはシナリオに盛り込むとして、まずは少し大きな枠で、10年後の理想像について述べてみたい。3つ述べたいと思う。
まず、1つ目は、それはどんな風雨にも揺るぐことのない、超然としたアイデンティティもった人物になることである。自分はどういう人間なのか、また、どういう人間になりたいのか模索を続け、30歳では零れ落ちんばかりの強烈な魅力をもった人間になりたい。もちろん、自分が心底納得する世界観、人生観をもつことは容易ではない。これは10年後のみならず、一生の課題になるはずだが、20代でその土台をきちんと積み上げる作業を重ねたい。
2つ目は、リスクを取れる人間になることだ。リスクが取れるようにするには、当然それなりの体力と経済力が必要だが、それよりもリスクを恐れないチャレンジ精神こそ最も重要だと考える。一生に一度あるかないかのチャンスを見極め、大きなリスクをと伴うことを承知の上で、迷わず挑戦する、そんなチャンスを見逃さない嗅覚と、決断力に優れた人間になりたい。
最後に、夢を常に追い続ける30歳でありたい。たとえ状況が安泰していようが、はたまた救いようのない状況に陥ったとしても、常に新しい目標、夢を目指し、時代を駆け抜ける人になりたい。そう、男はLet’s note並にタフであらねば。夢を失った瞬間、人生もそこでThe Endである。
次にこの10年の最高のシナリオについて述べる。
まずは来年に控えている就職活動で、目標としている就職先に合格する。今のところ、外資系コンサルまたは投資銀行を考えている。そこで経験を積み、ある程度業界の様子が分かってきたら、会社のお金でアメリカに行き、MBAを取得する。これは入社3年後、つまり初回の昇進が行われたあとのタイミングにしたい。アメリカでは、人種のるつぼといわれるほどの多種多様な文化を五感を通じて学び、MBAではその後の糧となるような、人生最高の仲間を作りたい。もちろん英語も自由に使いこなせるようになることが、その後の人生において必須条件だと考える。日本に戻った後は、元の会社に戻るか、もしくはヘッドハンティングされて大手企業の管理職になってもいいだろう。重要なのは、会社の中でより多くの仕事を任されるようになることである。そこで経験を積み、資金も貯めていこう。最終的には投資ファンドに入り、30代で自分のファンドをもちたい。
posted by Canicula at 09:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | CVSとアメリカ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月16日

SENSEable City

MITにあるSENSEable City Labの発表会に参加した。
http://senseable.mit.edu/

the-city-2.jpg

世界におけるセンサーが増えていくので、それを分析しビジュアライズすることで、何かしらの価値を提供するというコンセプト。数年前のネット広告と一緒だが、ある程度データが溜まってくると、標準化できるフォーマットが出現し、それを売買できるプラットフォームができてもおかしくない。ただし広告と異なり、まだキラーアプリケーションがないことと、公的機関が持っているデータが多いことが挙げられる。

シンガポールを今その最先端に有るらしく、研究者向けのどんどんデータを公開しているので、MITを始め世界中の研究者がシンガポールで実験的な試みを行っている。

個人単位でデータを販売するもの難しいし、活用するのも難易度が高そうなので、まずはビジネス向けのソリューションから盛り上がるのではないか。エネルギーは直接的に金銭的なインパクトが出るので、やりやすいかも。
posted by Canicula at 10:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月13日

BCF

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前職の会社の採用イベントサポートでボストンキャリアフォーラム(BCF)デビューを果たす。所謂リクルートスーツに身を包んだ企業戦士の卵が履歴書を片手に会場をうろうろしている。言われなければ、幕張メッセの就活イベントに来たような錯覚がする。日本と13時間も時差が有るボストンで、良くぞここまで日本的な場を創りだしたものだ。

グローバル企業の支社で、わざわざMBAのスクールに採用しにくるのは東京くらいだ。勿論中国やインドがボストンキャリアフォーラムに似たイベントを開催しているという話は聞いたことがない。それだけ日本の新卒と中途の採用マーケットはユニークということだ。

折角来たので、予約なしにWalk-inで色々履歴書を出してみる。マニュアル的に一切受け付けていない会社もあるし、結構偉そうな人が出てきて名刺交換するケースもある。会社の雰囲気をかいま見える瞬間だ。中にはこれを機会に、ブースを回って本業の営業する会社までいた。
posted by Canicula at 14:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月02日

Another party school in Boston

昨日ケネディスクールで開催されたHarvard China Nightというイベントに参加した。隣に座っていた中国国費派遣の留学生と雑談。

中国には共産党幹部の育成の為に党学校(パーティスクール)というシステムが、彼に言わせるとケネディスクールが第二の党学校になっているそうだ。15年前くらいから、ハーバード大は戦略的に副部長級以上(日本的には副次官?)かつ将来出世しそうな共産党幹部をケネディスクールにフェローとして招待しているとのこと。現在では副総理クラスでも、ケネディスクールの卒業生が数多くいるらしい。ちなみに、学費は中国政府が出しているらしい。

昨日基調講演したのは、日本のDBJに相当する国家開発銀行の元総裁。98年にハーバード大でPhDを取り、いまケネディスクールのフェローである。その他にも中国版SECのNo.2など、中国国内ではめったに会えないようなメンツが揃っていた。

恐るべしハーバードパワー。さて、この投資が今後の米中関係にどう影響するのか。
posted by Canicula at 23:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月30日

American dentist

平和な週末。自分で作ったカレーを食べていたら、口内に違和感が。
「ん?やたらと硬い骨があるな」
吐き出してみたら、なんと小学生の時に詰めた銀歯ではないか。

条件反射的にこれは渡米以来最大の危機と察し、グーグル先生に知恵を借りることに。
−「2本治すのに20万かかった」
−「奥さんがアメリカの生活に慣れず日本に帰りたいと言い出したことよりも危機的」
などなど気が滅入るようなブログを多数発見

強制的に加入させられた保険を調べてみても、勿論デンタルは対象外。ダメ元で保険会社に電話しても、今から保険に加入した場合、発効は来年の1月とのこと。覚悟を決めて、銀行口座の残高を確認し、MITの病院に直接向かう。通常なら予約に1ヶ月くらいかかるところを、イマージェンシーということで、なんとか二日後に予約を入れてもらった。保険があるかどうか、どうやって支払うのかをしつこく3回くらい確認される。ひょっとしたら日本に帰って治療したほうが安いのではないか。。。

それで今日実際に歯医者さんに行ったわけだが、合計200ドルちょっとでなんとか済んだ。結構良心的な先生で、最も安そうなオプションを選んでくれた上に、学割で10%引きとなった。来年はデンタル保険に加入しよう。

ちなみに後でアメリカ人に聞いたら、お金がない普通のアメリカ人は、こういう
Dentemp Temporary Cavity Filling Mix - 1 App
キットを買って自分で何とかするらしい。恐るべしアメリカの医療制度。

posted by Canicula at 13:13| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月25日

Cost of living in US

アメリカに来てから良く日本は物価が高くて大変でしょと聞かれる。まだJapan as No.1であった時代の残像が残っているようだが、実際の所アメリカの物価の高さに驚いているのはこっちのほうだ。

勿論郊外とかに行けばWalmartがあり、結構安くものが手に入るのかもしれないが、
http://livability.com/top-100-best-places-to-live#/palo-alto/ca
このリンク先にあるような町の物価は異常に高い。

例えば先週お尋ねしたPalo Altoでは平均世帯年収が1000万円を軽く超えていて、グーグルにいる社員でも皆お金がないと嘆いているらしい。とすると私のような学生はどうやって生活をしていくのか。ティッシュや洗剤等の日用品は少なくとも日本の1.5倍はすると思う。

この動画が示している通り、米国における富は非常に不均衡な状態にある。

CEOがそのような高収入を得るのがフェアどうかという議論をさておき、約3割のアメリカ人の収入が、中国人の平均収入より低いのはちょっと異常だと思う。彼らはどうやって暮らしているのだろうか。

日本より体感的に安いのは、オレンジ・ジュース。飲み過ぎでお腹を壊さないように気をつけないと。
posted by Canicula at 10:53| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月13日

American centric MBA

MITスローンは米国以外のパスポートを保持している学生が約4割いる。この比率はTop Schoolの中では、最も高いみたいだが、実際アメリカですでにかなりの期間を過ごしている人が約2割いる。ほんとうの意味で、アメリカにおける外人比率はおよそ15%程度だろう。

欧州のMBAと比べると、米国MBAは極めて米国中心的だと思う。クラスで使ったケースを振り返っても、今のところすべて米国企業のケース。授業の内容も、米国で活躍できるリーダーを育てることに焦点をおいているように感じる。

学生の8割ちょっとが、アメリカで仕事を探そうとしているのだから、それはそれでいいのかもしれない。でも、アメリカのエリートが海外に行きたがらないことに加えて、外国人向けのH1ビザの上限が6万人に固定されていることを考えると、移民国家と言われるアメリカも随分変わったとと思う。

このような状況の中、外国人学生とアメリカ人学生の間にある溝を埋めることは容易くない。勿論学校では仲良くしているし、課外活動でもお互い協力するが、本当の意味でプライベートで仲良くなるケースはまれなのではないか。アメリカ人のクラスメートに聞いてみると、アメリカ人でも結局の所普段の付き合いは近いエスニックグループに留まっているみたいだ。本当に親友と言える人間が自分と違うエスニックグループから来ていることは珍しいとのこと。

それでも国として世界一の力を今のところ誇っているし、世界中の人材がアメリカに来たがっている訳だから、他の国が如何に閉じられた社会であることを物語っているのかもしれない。

posted by Canicula at 02:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月02日

Average and median

昨日Zyngaがキャンパスで就活説明会をやっていたので覗いてみた。
昼飯も出たし、ボールペンとTシャツまでもらったのだが、正直あまり応募する気にはならない。

ソーシャルゲームの世界は、昨年からパフォーマンスの二極化が起きている。グローバルのトップタイトルは月間100億円以上の粗利を稼ぎだす一方、平均的なタイトルの開発費は増加する一方収益はそこまで増えていない。つまり平均は増えているが、中央値は下がっている。これはアーティストとかスポーツ選手の世界に近くて、フレームワークとか、分析とかではもうどうしようもない世界何だと思う。なぜならロジカルな分析は、平均より2割増しにするための道具だから。個人的な考えだが、Zyngaはこれから伸びる新しいプレーヤーに勝てないと思う。Kingだってあと3年もすればまた新しいプレーヤーに負けているだろう。

この分散モデルはスタートアップにも応用出来るような気がしていて、一般にスタートアップにおける給与は、サラリーマンのそれに比べて、平均が高く、中央値が低いと思う。一般企業はトップ1割のタレントを扱いきれないし、そういう人がスタートアップをやっているのだから、平均値は高くて当然だ。でもリスクも大きいということ。やはり若い時に起業したほうがいいのかもしれない。
posted by Canicula at 09:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記・随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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