2006年09月28日

Dali centennial retrospective

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待ちに待ったダリ回顧展に行ってきた。

先週から始まったばかりなので、人が多いと思っていたが、予想通り15分並ばさせられた。

一番の印象は、フロイトの無意識が夢の中でのイメージとそっくりということである。フロイトの入門書に直接使えるぐらいだ。また、70年代にはやった壮大なSF小説の風格もある。ダリは習慣を打ち破り、思考の赴くままに想像力を働かせるのが重要だと説いている。その結果上記のような、誰も理解できないような作品になっているのだ。
しか、それは単に理性で理解できないだけで、感性で迫ってくるものはすごい。人によってそこから感じるものは違うだろう。シュルレアリスムの急先鋒としてのダリは、作品の完成を鑑賞者に委ねたのだと思う。

意外な収穫もあった。ダリが映画に関わっているなんてぜんぜん知らなかったが、15分間の映画が上映されていた。15分でここまでひきつけられる映画は初めてみた。
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最初からいきなり女性の目がはさみで切られるという衝撃的なシーン。そのあと、男性の暴行を受けるが、胸をもんでいるとそのうち服が勝手に消えていって、最後には胸をもんでいるはずの手がなぜがお尻の上に乗っかっている。

満足できた美術展だった。
posted by Canicula at 20:58| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

SEIJI TOGO MEMORIAL SOMPO JAPAN MUSEUM OF ART

損保ジャパン美術館で開催されている「ポップアート1960’s→2000’s
リキテンスタイン、ウォーホルから最新の若手まで 」という展覧会に行ってきた。
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意外だったのがその美術館は47階にあり、森美術館ほどではないが新宿が一望できた。
ぼくの鑑賞のスタンスとして、解説や理論よりも自分の感性を大切にする。作品自体は、反社会というか個性的というか、ぼくと通じるところがかなりあった。すくなくとも、決まったパターンがある宗教画よりはずっとよかったと思う。

今回は早稲田の美術館をめぐるサークルのみんなと一緒に行った。ほとんどのメンバーが第一文学部の方で、ふだんあまり接点がないぼくにとっては貴重な体験だった。彼らの一番の特徴は、時間の流れるスピードが遅いことである。集合時間を守ってきた人がごくわずかだったし、みんな時間なんか全く気にしていなかった。また彼らの口から出てくる大量の専門用語は、趣味というレベルを超えていた。かれらこそ本当の文系人間なのだろう。
posted by Canicula at 18:13| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 美術館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

坂本繁二郎展

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今日は久々に美術館に行ってきた。場所は、ブリヂストン美術館。
知っている人は知っていると思うが、この美術館は東京駅のすぐ近くにあり、印象派の絵が充実している。しかも夜8時まで空いているので、かなり助かる。
ブリヂストンといえば、タイヤのブリヂストン。じつはこの美術館は、同元会長石橋氏が創立した石橋財団が運営しているのである。企業が運営しているとは思えないほど、所蔵品が充実しているのでびっくりした。尊敬できる経営者だと思う。
さて、肝心の作品だが、はっきり言ってそこまで感じるものはなかった。やはり東洋人が西洋の油絵を書くには、限界があると思った。全般的に、色が鮮やかではなく、のっぺりとしていた。パッションが感じられなかった。
坂本氏の作品によく動物(馬、牛など)が出てくるのだが、これは非常にうまくかけていると思った。彼の筆の下の動物は、人間の感情をなぜか感じてしまう。とくに、その目の描き方には関心をした。
posted by Canicula at 22:31| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 美術館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月02日

「アフリカ・リミックス」展 & ダ・ヴィンチ・コード展

久々に森美術館に行った。この美術館はかなり面白いイベントをいろいろやっているのだが、もうちょっと更新の頻度を上げてほしい。

まずは、「アフリカ・リミックス」展
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いままで、きちんとアフリカの芸術に触れたことがないことに、今日気がついた。
アフリカの芸術は、ぼくが考えているより、かなり現代的でクリエイティブだった。しかし裏を返せば、西洋の影響を受けすぎていて、アフリカ独自の色合いが褪せているのかもしれない。
特徴として、大胆に赤、黄色などの原色を使っていることがあげられる。人を元気にさせてくれる作品がいっぱいだ。

次は、ダ・ヴィンチ・コード展。
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こちらは最新のデジタル技術を駆使した美術展である。
最もびっくりしたのが、モニターをタッチすることにより、絵を自分の好きなように3倍まで拡大できることだ。液晶モニターならではだ。
一方、勝手に絵の重要な部分を拡大して、どんどん解説していくスタイルはあまり気に入らなかった。自分で鑑賞する楽しみを奪ってしまった気がしてならないのだ。
でも、せっかく美術館に行ったのだから、本物の絵をみたいのはぼくだけだろうか。こういうバーチャルな展覧会は、ネットに限定したほうがいいと思う。
posted by Canicula at 00:41| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(1) | 美術館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月25日

東京-ベルリン/ベルリン-東京展

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森美術館で東京-ベルリン/ベルリン-東京展を見てきた。
概して、ドイツのものはシンプルで、実用性を重視しているような気がした。まるで無印良品みたいだ。いす、テーブル、食器などにはほとんど柄はなく、とことん実用性を追求している。それはそれで美しい。また、絵のほうも輪郭がはっきりしていて、幾何的な模様が目立った。フランスの印象派とは大違いだ。一番印象に残ったのが「マイケルジャクソンの肖像」。マイケルジャクソンのファンを数十人集めて、彼の歌をべつべつに歌わせる。それを人数分の液晶モニターとスピカーを使っていっせいに再生することで、みんなで合唱しているように見える。ひとりひとりは普通に歌っているだけなのに、あわせてみるととても興味深い。
さて、僕はあしたからアイルランドに一ヶ月行くのですが、ネット環境が整うまでブログの更新は一時停止します。では、次回はダブリンから。
posted by Canicula at 00:05| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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