2012年10月04日

Trip to Russia 7

ロシアでの最終日を記念すべく、ロシアの銭湯(バーニャ)に行ってきた。

銭湯の中で、裸のままおどおどしたくないので、事前にロシア式銭湯の入り方について調べて見た。まずは日本よりずっと熱いサウナに10分間入る、そして水風呂に浸かる。これを交互に3回から5回行うそうだ。これだけ聞くと何かの新興宗教の修行のように聞こえるが、実際のところ修行に近い、何かを悟れる気すらする。

ロシア人を観察していると、サウナに入っている時間はかなり長いし、しかも謎の木の枝でお互いの体を打ち合っている。しかも、サウナから出てきたら、なんとヴォッカを一気のみしているでは無いか。僕は修行を三回繰り返した所でギブアップ。因みにこの銭湯、2時間でおよそ6000円。結構いいお値段します。モスクワでも結構有名な所らしく、来ているのは皆富豪だとか。
posted by Canicula at 14:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

Trip to Russia 6

夜行列車でサンクトペテルブルクへ向かう。昼間にロシア版新幹線に乗るというオプションもあったが、子供の時によく中国の夜行列車に乗っていたので、一種の懐かしさを感じに夜行列車を選択した。

夜行列車は極めて快適だった。信じられないほど静かで、動きがスムーズ。程よく揺れており、気がついたらすでに日が登っていた。一つのコンパートメントに4人が泊まるというスタイルで、残り3名のロシア人もなかなかナイスで、言葉が通じないなりに、僕とコミュニケーションを図ろうとしていた。

サンクトペテルブルクは僕にとっては、モスクワよりずっとインターナショナルな都市で、英語が通じる場所も少なくない。そして観光スポットが密集しているからだろうか。ツアー客で溢れかえっている。その大半がアジアからの団体。見分け方がだんだんわかってきたが、若い人中心でデカイ一眼レフを持っているのが中国、団塊の世代中心なのが日本、韓国からの観光客は大体女性のファッションで見分けがつく。

サンクトペテルブルクといえば、数多くの宮殿だ。贅を尽くしており、息を呑む美しさ。世界何処でもこういった君主制の遺物があるが、現代の億万長者でもこういった建物を一人のために作ったりはしないだろう。そういう意味で工業革命は偉大だし、貧富の格差は長いスパンでみると小さくなっている。もっとも、所有することに対して興味を失っているだけかも知れないが。
posted by Canicula at 22:35| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月01日

Trip to Russia 5

ユースホステルに泊まる醍醐味は、人との出会い。

僕が泊まっている部屋に新しい客が入ってきた。オーストラリア人で、年齢は45歳くらいだろうか。ロシアにはすでに数回来ているらしい。少し雑談した後、アンティークカーの無料チケットがあるから、見に行かないかと誘われた。まぁ、特に予定は無かったので、彼について行くことにする。途中で、若い頃ロシア美女との武勇伝を延々と聞かされる。

地下鉄乗ること1時間、会場に到着。見て回ろうとすると、俺も実は出展しているから見に来いと言われる。半信半疑のままついていくと、そこにはボロボロのフォードT型車があった。なんとこのおっさん、オーストラリアからこの車をアフリカ経由でロシアまで運転して来たというのだ。12カ国を通過し、9ヶ月くらいかかったらしい。ただのエロおやじではなかったようだ。

因みにこの車、45,000ドルで売りに出ています。ご興味ある方はご連絡を。
posted by Canicula at 16:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月30日

Trip to Russia 4

ロシアに来て三日目、感想を書いてみる。

まず驚いたのは英語に対する重視度の低さ。殆どの観光施設で一切英語の説明がないし、地下鉄でも英語の表記は一切ない。また高級なレストランに行っても、満足に英語を話せる人は限られており、オーダーすることも一苦労。今まで行った国の中で、英語が通じないレベルが最も高いかもしれない。旧ソ連の驕りから起因しているのか。喋れないなりに、結構親切にはしてくれるが。

また喫煙率が半端なく高い。男性はぱっと見、皆歩きながらタバコを吸っているし、可愛い女子も道端でガンガン吸っている。100メートル歩けば、絶対タバコ屋さんがある。因みに、ロシア男性の平均寿命は59歳。アフリカの途上国同じレベルだ。

あと、利便性の高い小売業があまりにも発達していない。自販機は空港以外で見かけたことはないし、コンビニは大分探したが、今のところ見つかっていない。なので、水を買うことも結構大変だ。もちろん、ハイエンドな百貨店やブティックは多くある

意外だったのが、男女問わずかなりおしゃれをしていること。男性であれば、30代以上は基本的にシャツにジャケット、女性はドレスチックなものを着ているひとが多かった。そう言えば、平壌市民の服装もかなりフォーマルだったが、共産主義と何かしらの関係はあるのだろうか。
posted by Canicula at 21:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

Trip to Russia 3

Facebookの威力を感じさせた一日だった。

このブログはFacebookにリンクされている。投稿されたエントリーを見て、コンタクトしてきたには、僕がNYで語学を勉強していた時のクラスメートのロシア人。Facebook上でそのままやり取りをする。

其所でまってろ、いま迎えにいく!
と言われて30分、彼はaudiのSUVで颯爽と登場した。
そう言えば、彼はロシアの某PEファンドで働いていたっけ。

こうなったら徹底的に奢ってもらうしかない。彼は完全に正装だが、僕はユニクロのフリースにカーゴパンツ。それでも、まずリッツカールトンの最上階で素晴らしい眺めを楽しみながら、コーヒーを飲む。

その後、ロシア料理が食べたいといったら、即座に市内でも有名な店を予約してくれ、食事をご一緒した。やはり、持つべきものは、金持ちの友達だ。ちなみに、ロシア人の美女がたくさん来るパーティーにも誘われたが、それは丁重に断っておきました(笑)

彼は元々モンゴル系で、ロシア人の中ではマイノリティー。大学がきっかけでモスクワに出てきた苦労人だ。そんな彼曰く、大都会に住んでいるエリートはプーチンのことをよく思っていないらしい。どこの国も愚衆政治が流行っているということか。
posted by Canicula at 13:21| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月28日

Trip to Russia 2

フライトは1時間後にモスクワに到着。どうやらロシアを目的地としている乗客はごく少数で、大半の人は欧州行のフライトに乗り換えてしまうらしい。

アエロフロートに乗るのは二回目だが、そんなに悪くない。ご飯もそこそこいけるし、サービスも合格点には達している。これほど評判が悪いのは、きっとソ連時代から引き継いだ共産主義を思い起こすロゴとよくわからない社名のせいではないか。エンジェルエアラインに改名し、デザインを一新すれば、あと200ドルは値上げできる気がする。

ロシアは僕にとって、近いようで遠い国だ。実際もう9時間も飛行機に乗って居るんだから、結構遠い訳だが。約40年世界最強の米国と張り合っていた国をこの目で確かめて見たいという動機は大きい。そして意外と周りの友人でロシアに行ったという人は少ないというのも僕がロシアに興味を持った一因だ。
posted by Canicula at 13:10| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

Trip to Russia

一年半ぶりのバックパッカー的な一人旅。最低限の荷物を詰め、まだ読んでいないガイドブックをカバンに放り込む。旅のスタートとしては、決して順調なものではなかった。

そもそもフライトの日程を間違えてしまい、その変更はPudong空港のみで受け付けると言われてしまい、追加料金を支払った上、半日かけて変更した。そして、たったいま自分の会社の従業員を一人クビにしたばかり。ついでに言うと、先週新しく買ったiPhoneも見事になくしている。まぁ、偏見かも知れないが、ロシアに行くには、これくらいのウォーミングアップが丁度いいのかもしれない。

空港行きの電車でガイドブックを見始める。少なくともこのガイドブックが描写するロシアはあまり魅力的ではない。警察は旅行者からお金を取ろうとするし、夜行列車では寝ている間にものが盗まれる。水道水には寄生虫が入っていて、それで歯を磨くと下痢になるらしい。唯一の慰めは、このガイドブックが09年に出版されていること。状況が改善されていると信じたい。
posted by Canicula at 23:13| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月16日

Impression of Singapore

週末を利用して、一日半程度シンガポールに滞在。
今後アジアで働くとすると選択肢は、東京、上海、香港、シンガポールくらいしか無いと思っていた。
そういう意味で、今回の旅はどれだけシンガポールに住めそうかという調査も兼ねている。

RIMG2357.JPG

2012-07-15_19-33-17_335.jpg

結果からいうと、シンガポールで数年働くことは全く問題ないが、中長期的に住みたいという感じはあまりしなかった。思ったことを五月雨式に書くと。

−合理的な街であることは間違いないが、合理的過ぎてつまらない
オペレーションズ・リサーチを勉強した人間としては、シンガポールの街の作りに感銘を受けた。公共交通網、シティプランニング、お店の中の細かい仕掛け等すべてが効率という目的関数のために最適化されていた。だが一方で、エリート主義的な共産社会で生きている感覚もあり、人間臭さがあまり感じられない。すべてがシンプルなのだが、美しくもないし、深くもない。真面目になったラスベガスというところだろうか。

−思ったほど、暴力装置が働いておらず、市民の自覚によって秩序が保たれている
来る前に読んだ本によると、地下鉄で水を飲むと2万円の罰金で、ガムを噛んでいるとムチ打ちの刑(?)が課されるらしい。実際地下鉄で飲食している人も、ガムを噛んでいる人も見当たらなかったが、それを監視している国家の力も感じられなかった。制度を施工した当初は働いていた強制力が、すでに人々の習慣に刷り込まれたのだろう。この15年で移民が大幅に増加しているにも関わらず、この状態を保てているのは、一人当たりGDPの高さによるところが大きいのかも知れない。

−気候的に、アパレル業界としては魅力的ではない市場
シンガポールは思ったほど熱くなく、上海より最高温度はむしろ低い。だが、春夏秋冬の変化がないのは、アパレル業界にとっては致命的だ。季節感がないと、キャンペーンもセールも打ち出しにくい。業界統一でセールを行なっていたが、その次も夏物を売っていたら、購買欲は刺激されない。街なかの女性を見ても、ZARAとかで売ってそうなワンピースに、薄手生地のカーディガンというパターンが多い。客単価は高くないはずだ。

−小国であるメリットを最大限に生かして、経済的に発展している
こちらで働いている友人とも色々話したが、やはり実効税率、特に法人税が半端無く安い様だ。国の幹部がFORTUNE500の会社に対して、自らトップ営業を展開している。こういった柔軟な経済制度、移民政策も、小国だから統制が取りやすいからではないか。もちろん大国であるメリットは有るのだが、一部の地域を特区として権限をdelegateしないと国としての競争力が下がってしまう可能性が高い。
posted by Canicula at 16:35| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月08日

Inner Mongolia

5月の連休で内モンゴルに行ってきた。
中国は数年前からゴールデンウィークが3日間になっていて、
連休といっても、いけるところが限られているが。

いつものように、ろくに調査もせず、
内モンゴルだから大草原が広がっているだろう
くらいの気持ちで飛行機に乗り込んだ。

結果的には、大草原も悪くなかったが、砂漠テーマパークには圧倒された。

56-P1020605.JPG

63-P1020617.JPG

RIMG1829.JPG

簡単に言うと、砂漠の上にディズニーランドを作ったという感じだろうか。本物の砂漠を利用して、3つのテーマが異なる島を作り、そこに様々なアトラクションを展開している。3つの島の間は、ラクダ、トロッコ列車やロープウェイなので行き来することが可能。睡蓮の形に似せた5つ星ホテルも併設されている。

驚いたのは、細部の作りこみが結構できているということ。トロッコ列車に乗っている時に、沿線に内モンゴルの遊牧民に似せたキャストが出てくるとか、結構凝っている。またショーの時間もうまく考えられていて、海外のテーマパークのベストプラクティスを吸収していると感じた。260元というチケットの価格は、中国でもかなり競争力があるのではないかと思う。

中国は土地が広大で、自然のバリエーションも豊か。まとまった資金が投入でき、かつ派手なことも好きなので、今後中国が少なくともアジアにおける旅行大国になる可能性を感じさせる旅だった。
posted by Canicula at 18:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

Trip to Manila

昨年のハバナに続き、今年の新年はマニラで迎えた。
感じたこと、思ったことを忘れないうちに書き留めておきたい

・観光地としてのマニラは不合格
31日からほぼすべての観光施設がシャットダウンされた。
観光客向けのインフォメーションセンター、
マニラ市内唯一の世界遺産を含め、皆CLOSEDのプレートをぶら下げていた。
さらに不可解なのは、市内の旅行会社、スパ、しまいにはホテル内のレストランまで休業した。

新年という世界共通のビッグイベントに対する施策を放棄するのは、
観光業からは足を洗いましたというメッセージを発したいとしか思えない。

ちなみにハバナでは国営の観光施設含めてフル稼働だった。

・貧富の差はほぼ種族の差とイコール
マニラ市内のマカティ地区を除いて、市の中心部でも、街の歩道を歩くことは危険な香りがした。
特に夜中に一人で外に出ることは相当な勇気が必要だった。

すでに廃業となった商店がそのまま数年間も放置され、
空き地はスラム化し得体のしれない浮浪者が住み着き、
ゴロゴロしているホームレスが、Happy New Yearと言いながらお金をせがんで来る。
コンビニを含めてすべてのお店には散弾銃を持ったガードマンが立っている。
ホテルに帰るには、タクシーが金属探知機で爆発物のチェックを受ける必要がある。

一方マカティでは、カルフォルニアを彷彿させるショッピングエリアに、
広大な敷地にゲート付きコミュニティが広がっている。

貧富の差から治安が悪化しており、さらに拍車を駈けているのは、
パッと見ほとんどの富裕層は、中華系なのだ。
実際富豪リストのTOP5はすべて中華系。

最近フィリピンへの英語留学が流行っているそうだが、
僕が接したほとんどの人は、英語を満足に話せなかった。
もちろん東アジアの他の国よりはよっぽど話せるのだが、
基本的にタガログ語を母国語にする人が大半だろう。

唯一流暢な英語が耳に入ったのは、マカティのインターコンチネンタル
そしてSM Mall of Asiaに入っているIMAXシアターだ。
種族の壁が言語の壁につながり、それが貧富の差につながっているのではないか

・安定した社会は民主主義よりも経済に寄与
60年代は、フィリピンはアジア第二の一人あたりGDPを誇っていた。
それがいまではブータンより一位上の世界123位。

一人あたりGDPが一万ドルを超えるまでは、
民主主義よりも安定した社会が大事なのではないか。

[世] 一人当たりの名目GDP(USドル)の推移(1980〜2011年)の比較(フィリピン、中国)
posted by Canicula at 23:47| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

Trip to Ishinomaki City

6時の始発で仙台に行き、その日のうちに上海に飛ぶという過密スケジュールで、石巻行きを決行。

IMG_0798.JPG
散乱としたまま放置されている民家

IMG_0809.JPG
休業し車椅子だけ取り残されている石巻市立病院

IMG_0814.JPG
瓦礫の山に挟まっている車

IMG_0805.JPG
すべてが流されてしまった沿岸部

海に近づけば近づくほど、人の気配は薄くなり、
波音しか響いていない不気味な静けさに襲われる。
3.11以前ここで存在していたはずの人々を考えると、
そのギャップの大きさに、暫し思考が停止するほどだ。

諸行無常。大自然の前で我々は所詮脆弱な一種の生物でしかない。
posted by Canicula at 20:40| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

Trip to Jiuzhaigou, Kashgar and Beijing

PICT0486.JPG
Kashgar (The westernmost city in China)


PICT0600.JPG
Beijing
(Summer Palace)

PICT0411.JPG
Jiuzhaigou
posted by Canicula at 18:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月05日

Trip to Cuba

RIMG1021.JPG
Cuba definitely has world class Jazz musician. Amazingly, it only cost 10 USD

RIMG1053.JPG
Cuba uses 300 years old castle as its military base

RIMG1006.JPG
Fidel Castro, Che Guevara and a horse

RIMG0965.JPG
Casa de la musica is full of prostitutes

RIMG0937.JPG
Tobacco plantation

RIMG0886.JPG
The national sport is definitely baseball

RIMG0984.JPG
Havana is a living museum of antique cars

RIMG0868.JPG
Mr. Bush family in Havana

RIMG0825.JPG
Havana airline still uses Soviet airplane

RIMG0834.JPG
Havana is qualified to become the next Cancun, if the US'd like to stop the embargo
posted by Canicula at 12:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

Yakushima

シルバーウィークを利用して屋久島に行ってきた。

RIMG0511.JPG

屋久島に限らず、旅行はちょっと特殊な商品(サービス?)だと思う。

例えば今回旅費の五割以上は交通費。それが支払われるのは航空会社や船会社であり、屋久島の観光資源を提供している当事者ではない。残りの金額も大半が宿泊費で、一部の商品提供者に支払う形となっている。つまり商品の提供者と代金受け取り者が乖離しているのだ(ただし現在でも地方税等で、100%乖離しているとは言えない)

一方で屋久島へ月三回出張する会社員(彼らも同じ観光資源享受している)は、観光客のただ乗りに憤慨しているかというとそうでもないと思う。彼らにとっての屋久島は生活の一部であり、経済的価値は限りなくゼロに近い。旅行の場合、商品の受給者によって、商品の価値が大きく異なるのだ。

つまり旅行においては、極めて日本的なお互いに「泣いてもらう」的なあうんの関係が成り立っている。これらはIT等、場の整備により解消される方向にあると思うが、逆にこれをヒントに新しいサービスも思いついたりする。
posted by Canicula at 22:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月21日

Hakushu

旅の本質は移動にあると僕は勝手に思っている
どれだけ物理的に移動したかではなく、どれだけ移動したと感じるかだ

単純に飛行機で雲を二回突き抜けるよりも潮風に吹かれて船で移動したほうが旅らしいし、全く違う文化に浸るのは旅そのものだと思う。だから、僕の旅は同じ所に長居しない。立ち止まってしまうとその土地に染まってしまう、移動し続けるのだ。

RIMG0450.JPG

こんな前置きをしておきながら、大して移動していないのだが、白州にあるサントリーのウイスキー蒸留所に行ってきた。驚かされたのが、見学用に良く整備された施設と心地よいホスピタリティ。しかも入場は無料だ。いままでサントリーのウイスキーはあまり飲んだことは無かったが、すっかりファンになってしまった。キリンと合併したら、ここをどうやって株主に説明するのだろうか。

帰りは時間が余ったので、ついでにリゾナーレに立ち寄ってみた。
細かいところまでコンセプトが統一されており、何よりも接客が完璧だった。従業員一人一人がいきいきと働いていることが強く伝わってくる。

3連休もこれで終わり。ひげを剃って、明日に備えよう。
posted by Canicula at 00:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月31日

Foliage season

10月も終わりに近づき、いよいよ秋本番。紅葉の季節だ。

季節とはあまり関係ない生活をしている僕だが、せっかくなので軽井沢まで行ってきた。紅葉も悪くなかったが、やはり軽井沢は避暑地だけあって、気温が低い。T-shirtしか着てなかったので、冬を一歩先に味わうことができた。

RIMG0016.JPG

泊まったホテルの隣に、大型アウトレットショッピングプラザがあったので、ついでに寄って見た。アウトレットは都心から結構離れているにも関わらず、多くの顧客を引き寄せているので、きっと安売りしているのかなと思っていたけど、実際そんなことはない。値段的には、年末年始のセールと大差なく、商品によってはセール時の価格より高い。値段がそこそこ安くて、じっくり品定めができるショッピングスポットとして、短距離の観光プランに組み込まれているのだろう。

アウトレットの運営者にとって、アウトレットは一種の価格差別を行うツールである。アウトレットをそのまま都心でオープンすると、正規品が売れなくなり、ブランドエクイティの崩壊が起きるが、そこそこ遠い軽井沢くらいにしておくと、丁度いいところに収まる。つまりアウトレットは、物理的な距離で価格差別を可能にしている訳だが、もちろんほかにも人や時間を用いることもできる。

たとえば、ラグジュアリーブランドのリピートユーザー限定のセールイベントは、特定の顧客にフォーカスすることで、価格差別を可能にしている。また年末年始や夏前のセールも、特定の時間で価格差別をしている。

この延長線上で考えると、百貨店で平日午前中の限定セールというものが考えられるし、ほかにもいろいろ面白いアイデアがあるだろう。興味のある方は、元アクセンチュア戦略グループ統括の三谷宏治さんが提唱している「JAH(軸値巾)法」をご覧になると面白いと思う。
posted by Canicula at 16:38| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月05日

Thai and resort

のんびりと一週間、タイで休暇を過ごした。

普段はちょっとマイナーな異国の地でハードな旅行が多いのだが、今回は来年社会人になったときのことを考えて、リゾート地に滞在した。

タイのリゾートと言えばプーケット。しかし、今回は雨期の関係でサムイ島に行った。初めてのタイだったが、世界からの観光客を集めているだけあって、東南アジアの中ではかなりサービスが行き届いていると思った。

印象的だったのが、笑顔が非常に素敵なこと。「笑顔の国」と自称しているだけある。これでかなりのサービスに関するフラストレーションは相殺される。また経済レベルが比較的高いので、観光施設以外でも、クオリティの高いサービスが受けられる。

 08Thai023.JPG

参考までに
http://www.meijo.ac.jp/library/no.8MasaruSuzuki.pdf
posted by Canicula at 13:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

Trip to Tibet and North Korea Vol.4

北朝鮮の治安はいい。間違いなく世界トップレベルだと思う。多少の軽犯罪を除くと一般的な刑事犯罪はほとんどないそうだ。日本ではよく北朝鮮崩壊論が持ち出されているが、実際平壌に行ってみると、人々はとても素朴で、社会もかなり安定している。慢性的な燃料不足のため、バスの便数は極端に少なくなっているわけだが、市民は本を読みながら、200メートルの列を並び、バスを待つ。ひょっとすると中国よりも安定なのかもしれない。

IMG_1119.JPG

いくつかの事実を総合すると、北朝鮮の国民向けのロジックが分かってきた。まず朝鮮戦争以降、米国は引き続き武力による南北統一を狙っており、北朝鮮最大の敵である。北朝鮮は決して軟弱な国ではないが、世界最強の米国と闘うことになると、やはりそれなりの消耗が生じる。それが、いまの貧しさにつながり、それを打開するために核兵器というわけだ。簡単にいうと、米国が悪の枢軸であり、北朝鮮不調の原因はすべてそこにあるということである。確かに言われてみれば、それほどおかしな論調ではないし、子供の時から聞かされていれば自然と頭に刷り込まれるのだろう。

IMG_1057.JPG

旅の目玉は、やはり10万人のマスゲーム「アリラン」だろう。世界最大のスタジアムのスタンドに5万人が座り、人工的な5万ピクセルの画面を作り上げる。そして、グランドには立ち替わり5万人のダンサーがいる。そのスケールの大きさと完璧に計画されたショーに、圧倒されるばかりだ。ちなみに、この10万人はみなボランティアで、学生やサラリーマンから志望者募っているらしい。練習に半年かかり、マスゲーム自体は3か月公演される。北朝鮮の人口は2000万人なので、200人に一人は毎年ほぼ1年をこのショーに費やすということだ。これができる国は、地球上でほかにいないだろう。

見たほうが早いと思うので、動画を少し。



北朝鮮のテレビ。週末を除き、チャンネルはこの一つしかない。
posted by Canicula at 22:43| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Trip to Tibet and North Korea Vol.3

僕の周りに旅好きと自称する人間は多いが、それでも北朝鮮に行ったことがある人は皆無だ。その一方で、北朝鮮のトピックは、日々お茶の間を賑わしている。そんな遠いようで近いような北朝鮮に、一人で乗り込んできた。

共和国の首都である平壌へ行くには、空路と陸路がある。僕が選んだのは、中国国境の町−丹東から、国際列車で行く方法だ。丹東から平壌の距離は220キロ、北朝鮮最速の列車に乗り8時間ほどで到着する。これが、北朝鮮スタンダードだ。

IMG_1175.JPG

北朝鮮での旅の始まりは、まず金日成銅像から始まる。なぜなら、すべての北朝鮮人民は平壌に来ると真っ先に金日成銅像へと向かう。外国人としての僕も、その習慣を尊重する必要があるからだ。周りの平壌市民と同じように花束を買わされ、「偉大なる金日成主席万歳!」と唱えた僕は、北朝鮮での旅行は自由がないことを思い知らされた。それを含めて、北朝鮮の習慣なのかもしれない。外国人が泊まるホテルは、町の中心部を流れる川の中島にあり、ほぼ脱出不可能。観光中もガイドから50メートルぐらい離れると必ず紳士的に連れ戻される。

IMG_0996.JPG

平壌という街は、広告マンにとっての悪夢である。あたりを一周見渡しても、広告の影も見当たらない。その代わりにあるのは、「21世紀の輝く太陽、金正日将軍」というキャッチコピーだ。これを思いついたコピーライターはすごいと思う。低く見積もっても国内シェア50%以上、前人未踏の領域だ。道路もちょっと変わっている。走っている車はカウントできるほど少ないのに、交差点には必ずといっていいほど警察がいる。しかもほとんどが婦警だ。

IMG_1014.JPG

街ゆく人の服装に注目すると面白い事実がわかる。女性は必ずスカートをはいている、どの年齢層の女性でもだ。しかも大多数の人は、ストッキングにハイヒール。男性も非常にフォーマルな格好をしている人が多い。いろいろ原因を考えたが、すべての服装が配給制になっているという仮説に至った。つまり女性には、スカートしか支給されないのである。高校の制服と同じシステムだ。

IMG_1040.JPG

服装だけではない、ほとんどすべての事柄が北朝鮮では計画されている。計画経済であることはもちろん、大学の専攻から、結婚相手、住宅、食糧まで、身の周りのすべてが計画済みだ。都市も完璧に計画されており、都市部から郊外の境目が非常にはっきりしている。朝の7時半にみな仕事に行き、6時に帰宅する。すべての国民は仕事を与えられるので、それ以外の時間帯では、通行人をほとんど見かけない。

IMG_1022.JPG

そもそも北朝鮮は、経済的には世界最貧国ではないと思う。より貧しい国にも行ったことはある。しかし、それでも強い違和感を覚えられずにいられないのは、北朝鮮の現実と計画のギャップがあまりにも大きいからだ。市民は米すら満足に食べられないのに、アジア最高のホテルが建設中で、世界最深の地下鉄がある。ハードウェアは計画できるのだが、ソフト面がまったく付属していないので、非常に歪な国となっているのだ。
posted by Canicula at 01:08| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

Trip to Tibet and North Korea Vol.2

チベットへの道は厳しい。ラサの標高で3600メートル、富士山よりちょっと低いぐらいだ。ちょっと郊外に行くと、酸素が地上の半分、 樹木も生えない標高5000m、人間が生存できる限界の高度だ。
ここで問題となるのが、高山病。高山病は年齢や、性別、体力の有無など関係なく、かかる人はかかるらしい。体の状態を自分でコントロールできないのは、嫌な気分だ。結果的には、ちょっと眠たくなったり、頭がすこし痛くて寝つけられない程度だったが、高山病に対する恐怖心が薄れることはなかった。

チベットと言えば、3月に騒乱が起きたばかり。町は武装警察で埋め尽くされ、主要な道路はいたるところにチェックポイントが設置してある。前回騒乱の導火線となったチベット寺院については、厳重な警備態勢が敷かれている。漢民族の僕にとっては、非常に安全な環境だといえるが、チベットの人たちはどう感じているのだろう。

IMG_0840.JPG

チベットが注目される理由の一つとして、その独特な宗教にあるのだと思う。しかし、文化的にも、宗教的にも、チベット民族は、大陸の文化に強く影響されていることが確認できた。僧侶の数は1945年時の10分の一にも満たないし、チベットの民族的な服装を着用している人は非常に少ない。町の看板は確かにすべて漢字とチベット文字の両方で書かれているが、チベット文字は申し訳程度におかれている場合がほとんどだ。そもそもラサ市の3割の人口は四川省からの移民だと聞いた。もちろん今でも、一般的な住民のチベット宗教に対する信仰は厚いが、これからの若い世代に関しては未知数だ。

IMG_0854.JPG

チベットの騒乱は、その観光業に大きな打撃を与えた。海外の観光客は政府の規制でほとんどチベットに入れないし、大陸からの観光客も5割以上減少しているとのこと。これはただでさえ貧弱なチベット経済にも影響を与えていると思う。僕が見る限り、チベット独自の産業といえるものは農業しかない。チベットの山岳帯に生息する牛科の動物「ヤク」の飼育とハダカムギの栽培である。その農業ですら、野菜と米を十分に調達できないので、内地から輸入するか、四川人が育てる温室野菜を買うしかない。第二産業に関しては、軽工業もないに等しく、ほとんどの商品を大陸から輸入している。このような状況下で、チベット人の暮らしが、漢民族よりよくなることは考えにくい。

チベット社会の不安定は、経済的な要因もある。漢民族とチベット民族の格差だけではなく、チベット民族内部でもかなりの収入の差が見られる。観光客を相手にしている、または気候や地形の関係で高価な農産物を収穫することができるチベット人は、それなりに豊かだし、内地の支援も受けているので、現状にそれなりに満足しているものだと思う。しかし、北に行けばいくほど、伝統的な生活スタイルを保ち、市場経済にうまく入り込めない人々を目にする。もちろん、中国内地の格差も相当すごいものがある。格差自体はある程度仕方がないと思うが、格差の形成過程が非合理的である場合、社会が安定的に成長するのは難しいと思う。
IMG_0931.JPG
posted by Canicula at 17:15| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。