2013年12月31日

Xiaomi

渡米前に使っていたHTCが殆ど充電できなくなってしまい、新しい携帯を買うことにした。この数年間でiPhone、ギャラクシー、HTC、モトローラ等様々なグローバルブランドを使って来たこともあり、今回は中国で最もアツイXiaomi携帯を買うことにした。

http://product.xiaomi.com/index.html
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XiaomiのCEOは中国ITベンチャーの黎明期から活躍しているLei Jun氏。多くの注目ベンチャーのエンジェル投資家でもあり、議員に相当する人民代表でもある。今年サンフランシスコで行われたGMICの彼のパネルも聞きに行ったが、引き抜いてきたGoogleアンドロイド部門のトップHugo氏との対談はなかなか面白かった。

毎週火曜日にオフィシャルサイト上で購入できることになっており、僕も事前に登録し当日はネット上で張り付いていた。12時から購入可能となるが、12時3分にはすでに紅米といわれるローエンドモデルが完売し、その直後に最新モデルのXiaomi3も完売。仕方なくXiaomi2Sというモデルを購入した。毎週、約30分で10万台売れている計算だ。

中国のアップルと言われているだけあり、ユニークなビジネスを展開している
−圧倒的なコスパ
Xiaomi2Sの小売価格は1799元。パフォーマンスはギャラクシー3より大分高く、値段は数百元低い。この機種は今年4月に発売されたが、定期的に値下げしており、圧倒的なコスパを保っている
−受注生産
火曜日の購買権利を入手するには事前に登録する必要があり、それを基にXiaomiは外部工場への発注を調整している。その結果在庫が殆どなく、倉庫も極めて小さい
−シンプルなチャネル戦略
基本的にオフィシャルサイトと大手ECの専門店のみで販売。広告も殆どしない。その結果20%程度のコストダウンに成功し、ユーザー体験の質も保てる
−ファンとのインタラクション
購入するとネット上のフォーラムに参加でき、そこでフィードバックしたり、新機種の試用ができたりする。ファームウェアのアップデートは1,2週間に一回あり、他の競業よりかなり多い

Hugo氏が今後の海外担当になるということで、新興国市場中心に攻めこむそうだ。中国発のベンチャーはまだ海外で成功した事例は少ないので、来年もし上場した場合のバリエーションが気になる
posted by Canicula at 16:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記・随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月22日

Clash of Clans

人生で初めていわゆるソーシャルゲームをちゃんと遊んでみた。子供の時はコンソール機のゲームやPCゲームをよくやっていたので、別にビデオゲームが嫌いなわけではない。しかしソーシャルゲームは、若干ユーザーをバカにしている感があると感じたので、なかなか時間を使ってやろうとは思わなかった。夏に上海でゲームエキスポに参加したとき、メタップスの方からグローバルで最もヒットしているソーシャルゲームは月商100億円と聞き、流石に自分でちょっと体験してみたいと思った次第だ。

ソフトバンクがスーパーセルを買収したことだし、スーパーセルのClash of Clansをやってみることにした。まだ二週間程度しかプレイしていないので、結構トンチンカンなことを書くかもしれないが、ご容赦頂きたい。

clash of clans.JPG

・ユーザーの粘着度を極限まで高める仕組み
ゲーム自体が面白いかどうかはさておき中毒性は非常に高い。兵隊や建物の建設時間等がうまい具合に設定されており、数時間おきにゲームを起動して確認したくようにできている。恐らくスーパーセルのチームは日々このあたりのパラメータを微調整して少しでもユーザーに多くの時間を使ってもらおうと努力いるのだろう。一旦ゲームから一週間程度離れるとユーザーを取り戻すのはかなり難しくなる気がするので、1日あたりのログイン回数を減らしたらどういうアクションを取ってくるか実験してみたい

・お金で時間を買うことを促進
ゲーム内で唯一マネタイズする方法は宝石を買うことで、これを使うとゲーム内の時間が買える。たまごっちとおなじ感覚で、ゲーム内の時間の流れと実社会のそれは全く同じ。数十セントで2時間短縮できるのであれば、まぁいいかという気分にだんだんなってくる。もし宝石を殆どつかわないとするとますます中毒性が上がってしまい、1日あたりのプレイ時間がどんどん上がっていくだろう。有るタイミングで、トレードオフのブレークイーブンポイントがくると多くのユーザーはお金で宝石を買う気がする

・ソーシャルゲームの割にはそんなにソーシャルじゃない!?
他人からの略奪を推奨し、その結果自分の陣地もよく略奪されるので、リベンジも兼ねて略奪を繰り返すというのが基本の流れ。他人がリアルの人間であり、パフォーマンスが横並びで表示されるのがポイントだ。しかしゲーム名にも入っているClanに実際入ってみたが、お互いに兵隊を送り合う以外殆どソーシャル的な要素がない。同時に二人で攻めるとか、戦利品をシェアするとか、色々ソーシャルゲーム的な可能性があるのに、なぜ活用していないのか不可解だ。Clanに出入りするメンバーの入れ替わりも激しく、コミュニティとしてあまり成立していない気がする
posted by Canicula at 12:13| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記・随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月11日

Peking Univ at MIT

昼に北京大学の訪問チームとのランチセッションがあったので参加してきた。どうせ税金の無駄使いに近い観光視察だと思いきや、若手の教授が学生を連れて、結構本気でMITのイノベーティブなカリキュラムを学ぼうとしていた。

MITには学部横断型の授業が多数あるが、ある北京大学の女性教授が昨年それにビジットした際に感銘を受け、今年似たフォーマットで北京大学で新しいクラスを開設したらしい。初回だったのであまり上手くいかず、今日セッションに参加したMIT側の学生からフィードバックを聞き熱心にメモを取っていた。

中国の大学とMITの違いを比較し、イノベーションの創出について多くの議論があったが、印象に残ったポイントを書き留めておきたい
−MITでは教授が授業に対するコミットが非常に高い。カリキュラム(チームワーク、宿題等)は全部オリジナルだし、学生やTAのフィードバックを真摯に受け入れて改善を図っている。東工大もそうだったが、中国の大学では教授はどれだけ論文を発表できたかで評価される傾向がつよい
−東工大でもそうだったが、学部間の交流が殆どない。ある北京大学の教授は、この10年で仲良くなった他学部の教授は二人しかいないと言っていた。それとは対照的に、MITでは学部横断型のクラスが多数あり、その他イベント、パーティが山のようにある
−"Mens et Manus"というのがMITのmottoなのだが、工学系の学部では実社会に応用できてなんぼというスタンスで研究に望んでいる。授業の課題も実社会に近いものが多いし、ゲストスピーカーも良くクラスに登場する。ベンチャーを始める教授も多数おり、実業界との交流が非常に多い。一方で北京大学を始めとするアジアの大学は、まだ象牙の塔に閉じ困っている印象

学部生の頃は、世界大学ランキングを見る度にアメリカの大学を依怙贔屓していると思っていたが、こっちに来てみると本当の強さがだんだんわかってきた。学ぶことはまだまだ多い。
posted by Canicula at 04:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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